値下がりした銘柄は「運が悪かった」ことにしていた
投資を続けていて、あるとき気づいたことがあります。値上がりした銘柄については「読み通りだった」と思い、値下がりした銘柄については「運が悪かった」「相場が悪かった」と思っている。つまり、どちらに転んでも自分の判断は悪くなかったことになっている。
これでは何年投資を続けても、判断は上手くなりません。結果から都合よく逆算した記憶しか残らないからです。
証券会社の履歴には「なぜ」が残らない
証券口座を見れば「いつ・何を・いくらで」買ったかは全部残っています。でも「なぜ買ったか」はどこにも残っていません。半年前の自分が何を考えてその銘柄を買ったのか、思い出そうとしても、出てくるのは今の株価を知っている自分が作った後づけの理由です。
だから、判断した時点で理由を書き残すことにしました。書く項目は多くありません。判断(買い・売り・ホールド・様子見)、その理由、前提にしていること、どうなったら見直すか、そしてそのときの確信度です。
記録して分かったのは「答え合わせの基準」が変わること
記録を始めて一番変わったのは、振り返るときの基準です。以前は「上がったか下がったか」しか見ていませんでした。今は「買ったときの前提がまだ生きているか」を見ています。
評価額が下がっていても、判断時の前提が崩れていなければ慌てて売る理由はない。逆に評価額が上がっていても、前提が崩れているなら、それはたまたま上がっているだけかもしれない。値動きと判断の質を分けて見られるようになったのが、記録の一番の効果でした。
そして、この「判断時点の記録と、その後の評価額を突き合わせる」作業を手作業でやるのが面倒だったので、自分用のツールとして portfolio-journal を作りました(このブログの運営者が開発しているサービスです)。判断メモを資産に紐付けると、判断日からの増減率が自動で並び、確信度別の集計まで見られます。
このブログで書いていくこと
- 毎月の投資判断の振り返り(何を判断し、何を判断しなかったか)
- 失敗と迷いの記録(うまくいった話より、こちらを中心に)
- 記録の付け方の実例(実際に使っている項目と書き方)
「この銘柄を買うべき」という話は書きません。ここにあるのは私の判断の記録と、その答え合わせだけです。
同じ形式で自分の判断を記録してみたい方へ。登録不要の判断メモ作成ツールがあります(入力はブラウザ内で完結し、サーバーには送信されません)。