訂正(2026年9月2日)—— 公開時の本文にあった「還元率0.5%」は誤りでした
公開した時点の本文では、クレカ積立の還元率を0.5%・月500ポイントと書いていました。誤りです。楽天証券から届く月次の獲得ポイント通知で確認したところ、実際は1.0%で、月10万円に対して1,000ポイント付いていました。前回記事に書いた月1,000ポイントのほうが合っていました。
原因は、カード明細の加盟店名「楽天証券投信積立0.5%〜」の末尾の「〜」を見落とし、「0.5%以上」を還元率そのものと読んだことです。実際に付いたポイント数を見ずに、名前から率を読み取っていました。
この訂正で結論の額も変わりました。プレミアムでなければ付かないものは年2,740円分ではなく年8,740円分で、年会費との差は年8,260円のマイナスではなく年2,260円のマイナスです。以下の本文は、訂正後の数字に直してあります。
1か月前に、楽天プレミアムカードの年会費11,000円について元が取れていないと書きました。そのときに使ったのは1か月ぶんの実績を12倍した数字です。
今回、楽天カードの利用明細と楽天PointClubの獲得履歴を数え直しました。向きは変わりませんでしたが、数える範囲は2か所とも違っていました。
対象は2026年3月〜8月(6か月)です。31か月ぶん遡るつもりでしたが、PointClubの獲得履歴は6か月ぶんしか残っていませんでした。「1年以内」のレポートはありますが、そちらはサービス別の内訳を持ちません。
前回そう書いた根拠
| クレカ積立 | 月1,000P → 年12,000P |
|---|---|
| 投信残高 | 月54P → 年819P |
| 信託報酬(負担) | 年2,710円 |
| 年会費 | 11,000円 |
| 結論 | 年−891円 |
積立で受け取るポイントから信託報酬と年会費を引くと足りない、という計算です。
1つ目のずれ:積立の1%は、半分が一般カードでも付く
カードの利用明細に、毎月この1行が並んでいます。
楽天証券投信積立0.5%〜 100,000円
この「0.5%〜」は、実際に付く率ではありません。区分の名前です。実際に付いたのは月1,000ポイントで、10万円に対して1.0%でした。私は末尾の「〜」を見落として0.5%だと読み、公開した記事に書いてしまいました。
楽天のクレカ積立は、投信の代行手数料が年率0.4%以上か未満かで還元率が分かれます。0.4%未満のほうは、一般の楽天カードで0.5%、ゴールドで0.75%、プレミアムで1%です。私が積み立てている2本は代行手数料が0.0187%と0.055%なので、この区分に入ります。
つまり年12,000円分のうち、プレミアムだから付いているのは半分の年6,000円分です。残りの半分は、年会費無料の楽天カードに替えても同じだけ付きます。
| クレカ積立 | 月100,000円・1.0% | 6か月とも同額。月1,000P |
|---|---|---|
| 投信残高 | 月47〜62P | 6か月平均54.5P。後半は増加 |
| 楽天キャッシュ積立 | 月50,000円 | 6か月とも同額。2026年7月は259P |
| 年会費 | 11,000円 | 2026年8月3日の引き落とし |
投信残高ポイントのほうは前回が使った54Pが6か月平均の54.5Pとほぼ同じで、代表値としては妥当でした。50P、47P、52P、54P、62P、62Pと動いていて、2か月目にいったん下がってから増えています。残高が増えれば付与も増えるという想定は、後半については合っています。
2つ目のずれ:数える範囲が狭かった
前回は積立で付くポイントだけを数えました。実際には楽天市場での買い物にもポイントが付いています。では全部足せばいいかというと、そうではありませんでした。
年会費を払う理由になるのは、プレミアムカードでなければ付かないものだけです。一般の楽天カードでも同じだけ付くなら、それは年会費の見返りではありません。この基準で6か月ぶんを仕分けました。
| 内訳 | 年換算 | プレミアム固有か |
|---|---|---|
| 楽天市場特典・カード決済+1% | 2,740円分 | ○ プレミアムカード専用の特典 |
| クレカ積立・プレミアムの上乗せ0.5%分 | 6,000円分 | ○ 一般カードは0.5%、プレミアムは1% |
| クレカ積立・基本の0.5%分 | 6,000円分 | × 一般の楽天カードでも同じ率 |
| 5と0のつく日のポイント4倍 | 5,522円分 | × 公式の対象カード欄に一般カードも並ぶ |
| SPU・カード利用者+1倍 | 6,212円分 | × 楽天カードを持っていれば付く |
| SPU・楽天証券+0.5倍 | 3,078円分 | × 証券の利用が条件でカードの種類に依らない |
| 投信残高ポイント | 654円分 | × 同上 |
楽天キャッシュ経由の積立にも0.5%が付きますが、これも一般の楽天カードと同じ率なので表には入れていません。
5と0のつく日は還元率が上がるので、これは大きいだろうと思っていました。実額でも年5,522円分あり、市場特典の2倍です。ただし公式の対象カード欄には、一般の楽天カードもPINKカードも並んでいます。プレミアムだから付いているわけではありませんでした。
残ったのは楽天市場特典のカード決済+1%と、積立の上乗せ0.5%分の2つです。市場特典は6か月で1,370P、年に直すと2,740円分でした。しかもこれは6か月のうち4か月しか付いていません(2026年6月と7月は0でした)。
年8,740円分に対して、年会費は11,000円
プレミアムでなければ付かないものを足すと年8,740円分です。年会費11,000円との差は年2,260円のマイナスになります。前回書いた「元が取れていない」という向きは変わりませんでした。ただし前回の年891円のマイナスとは、額も理由も違います。
| 前回の答え | −891円 | 2026年7月31日の記事 |
|---|---|---|
| 積立を全額数えていた分を戻す | −6,000円 | 半分は一般カードでも付く |
| 楽天市場特典を足す | +2,740円 | 前回は数えていなかった |
| 投信残高ポイントを外す | −819円 | カードの種類に依らない |
| 信託報酬を外す | +2,710円 | 年会費の判断とは別の軸 |
| 今回の答え | −2,260円 | 年8,740円分−年会費11,000円 |
前回は積立で付くポイントを全額、年会費の見返りとして数えていました。実際にはその半分は一般の楽天カードでも付きます。逆に、プレミアムでなければ付かない市場特典のほうは数えていませんでした。ずれの向きが逆だったので、答えだけが近い場所に出ていました。
数字が近かったので、私はこの計算を疑いませんでした。答えが近いことは、途中の式が合っていることを意味しません。
現在の条件は公式ページで確認できます
この記事は私の6か月分の実績を数えた記録で、カードの申し込みを勧めるものではありません。年会費・ポイント条件・特典は変更されることがあるため、検討する場合は現在の条件を公式ページで確認してください。
楽天プレミアムカードの現在の条件を見る[広告]この数字を見て考え直しています
このカードを持ったのは、楽天のサービスをまとめて使っていて、それで十分に回収できると思ったからです。その前提は今も変わっていません。積立も市場での買い物も続けています。
ただ、「まとめて使っているから回収できる」の中身を数えたのは今回が初めてでした。回収していたぶんの多くは、一般の楽天カードでも付くものでした。プライオリティ・パスも申し込んでいません。
これを書いている時点では、まだ結論を出していません。6か月ぶんしか見られていないこと、市場特典が付かない月が2回あったこと、5と0のつく日は月間上限の1,000Pに当たった月があること。判断する前に、もう少し月数がほしいと思っています。
結果がどうなったかは、月数がたまってから同じ数え方でもう一度書きます。
数え直すときに気をつけたこと
- 明細の加盟店名を還元率として読まない。「楽天証券投信積立0.5%〜」の「〜」は区分の名前で、実際に付いた率ではありませんでした。付与されたポイント数のほうを見ます。
- 積立のポイントは、カードの利用ポイントとは別建てで付く。楽天証券から付くので、カードの利用ポイントの明細を見ても出てきません。
- 対象カードの条件は公式のキャンペーンページで確認する。名前に「楽天カード」とだけ書いてあっても、それが一般カードを含むかは書いてある場所を見ないと分かりません。
- 1か月を12倍しない。市場特典のように、付く月と付かない月があるものがあります。
記録の付け方
こうした数え直しをするには、判断したときに何を前提にしたかが残っている必要があります。その書き方は投資ノートの書き方にまとめています。今回のように前提のほうが間違っていたと分かることがあるので、結論だけでなく根拠を書いておくと後で効きます。