1か月前に、楽天プレミアムカードの年会費11,000円について元が取れていないと書きました。そのときに使ったのは1か月ぶんの実績を12倍した数字です。
今回、楽天カードの利用明細と楽天PointClubの獲得履歴を数え直しました。結論は変わりませんでしたが、根拠は2か所とも違っていました。
対象は2026年3月〜8月(6か月)です。31か月ぶん遡るつもりでしたが、PointClubの獲得履歴は6か月ぶんしか残っていませんでした。「1年以内」のレポートはありますが、そちらはサービス別の内訳を持ちません。
前回そう書いた根拠
| クレカ積立 | 月1,000P → 年12,000P |
|---|---|
| 投信残高 | 月54P → 年819P |
| 信託報酬(負担) | 年2,710円 |
| 年会費 | 11,000円 |
| 結論 | 年−891円 |
積立で受け取るポイントから信託報酬と年会費を引くと足りない、という計算です。
1つ目のずれ:還元率が想定の半分だった
カードの利用明細に、毎月この1行が並んでいます。
楽天証券投信積立0.5%〜 100,000円
6か月とも同じ金額、同じ率です。10万円の0.5%なので月500P、年6,000P。前回は月1,000Pで計算していたので、ちょうど2倍に見積もっていました。楽天のクレカ積立は商品によって0.5%と1%が分かれていて、私が持っているものは0.5%のほうでした。
| クレカ積立 | 月100,000円・0.5% | 6か月とも同額・同率。月500P |
|---|---|---|
| 投信残高 | 月47〜62P | 6か月平均54.5P。右肩上がり |
| 楽天キャッシュ積立 | 月50,000円 | 6か月とも同額。カードとは別 |
| 年会費 | 11,000円 | 2026年8月3日の引き落とし |
投信残高ポイントのほうは前回が使った54Pが6か月平均の54.5Pとほぼ同じで、代表値としては妥当でした。47P、52P、54P、62P、62Pと増えていて、残高が増えれば付与も増えるという想定も合っています。
2つ目のずれ:数える範囲が狭かった
前回は積立で付くポイントだけを数えました。実際には楽天市場での買い物にもポイントが付いています。では全部足せばいいかというと、そうではありませんでした。
年会費を払う理由になるのは、プレミアムカードでなければ付かないものだけです。一般の楽天カードでも同じだけ付くなら、それは年会費の見返りではありません。この基準で6か月ぶんを仕分けました。
| 内訳 | 年換算 | プレミアム固有か |
|---|---|---|
| 楽天市場特典・カード決済+1% | 2,740円分 | ○ プレミアムカード専用の特典 |
| クレカ積立 0.5% | 6,000円分 | × 一般の楽天カードでも同じ率 |
| 5と0のつく日のポイント4倍 | 5,522円分 | × 公式の対象カード欄に一般カードも並ぶ |
| SPU・カード利用者+1倍 | 6,212円分 | × 楽天カードを持っていれば付く |
| SPU・楽天証券+0.5倍 | 3,078円分 | × 証券の利用が条件でカードの種類に依らない |
| 投信残高ポイント | 654円分 | × 同上 |
5と0のつく日は還元率が上がるので、これは大きいだろうと思っていました。実額でも年5,522円分あり、市場特典の2倍です。ただし公式の対象カード欄には、一般の楽天カードもPINKカードも並んでいます。プレミアムだから付いているわけではありませんでした。
残ったのは楽天市場特典のカード決済+1%だけで、6か月で1,370P。年に直すと2,740円分です。しかもこれは6か月のうち4か月しか付いていません(2026年6月と7月は0でした)。
結論は合っていて、根拠は両方外れていた
プレミアム固有の年2,740円分に対して年会費が11,000円なので、差は年8,260円のマイナスです。前回書いた「元が取れていない」は当たっていました。
ただし、2つのずれは向きが逆でした。還元率を2倍に見積もっていたぶんは実際より良く見せる方向、市場特典を数えていなかったぶんは実際より悪く見せる方向です。打ち消し合って、結論だけが偶然合っていました。
数字が合っていたので、私はこの計算を疑いませんでした。答えが合っていることは、途中の式が合っていることを意味しません。
この数字を見て考え直しています
このカードを持ったのは、楽天のサービスをまとめて使っていて、それで十分に回収できると思ったからです。その前提は今も変わっていません。積立も市場での買い物も続けています。
ただ、「まとめて使っているから回収できる」の中身を数えたのは今回が初めてでした。回収していたのは楽天カードであってプレミアムではない、というのが数えて出てきた形です。プライオリティ・パスも申し込んでいません。
これを書いている時点では、まだ結論を出していません。6か月ぶんしか見られていないこと、市場特典が付かない月が2回あったこと、5と0のつく日は月間上限の1,000Pに当たった月があること。判断する前に、もう少し月数がほしいと思っています。
結果がどうなったかは、月数がたまってから同じ数え方でもう一度書きます。
数え直すときに気をつけたこと
- 積立のポイントは、カード全体のポイントに合算されて表示される。別々に足すと二重に数えてしまいます。
- 対象カードの条件は公式のキャンペーンページで確認する。名前に「楽天カード」とだけ書いてあっても、それが一般カードを含むかは書いてある場所を見ないと分かりません。
- 1か月を12倍しない。市場特典のように、付く月と付かない月があるものがあります。
記録の付け方
こうした数え直しをするには、判断したときに何を前提にしたかが残っている必要があります。その書き方は投資ノートの書き方にまとめています。今回のように前提のほうが間違っていたと分かることがあるので、結論だけでなく根拠を書いておくと後で効きます。